Apichatpong WEERASETHAKUL “Replicas”
description
現在最も注目されている若手映像作家Apichatponの展覧会におけるインタラクティブオーディオシステムを制作した。複数の鑑賞者が、立っている位置によって異なる音源を聴く事が出来るシステムを赤外線LED、ワイヤレスモジュールXbee、ワイヤレスヘッドフォン、Max/MSP、Proce55ingを用いる事で実現。ヘッドフォンの上部に付けた赤外線LEDを時間差で点灯させて、画像解析を行った。それによって、鑑賞者の位置だけでなくIDも取得する事を可能となった。画像解析によって取得した位置情報とIDにより、3つの映像の音源ソースの音量をコントロール。会場では3つのプロジェクションが行われており、スクリーンに近づくとその映像の音が大きくなる様に なっている。二つのスクリーンが見える位置に立つと 音源も同じくミックスされる。欠点としては位置情報を一秒間に1回しか取れないため、鑑賞者が素早く移動すると位置を正確に取得出来ない。しかし、今回の展覧会では鑑賞者はゆっくり動くため問題は無かった。
credit
Technical Direction : Hiroyuki Takahashi
System / Programming : Daito Manabe + Motoi Ishibashi