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2009-11-10 23:55某プロジェクトの記者発表。
9日朝から開発&現場準備、23時現場にて入館許可書をもらい、その後ラボに戻って開発続行、朝4時に現場搬入、10日13時に記者発表、20時まで展示、23時撤収、という不眠不休の丸2日間がやっとこさ終わった。
17日にウェブがローンチ予定。
今回は、某メーカーの便器の蓋をハックして、音声合成で生成したナレーションにリップシンクさせるという事をやってます。システムデザイン・プログラミング、僕、デバイス、鈴木君&柳澤君、什器、藤元弟、というチーム構成。
音声合成はHOYAのVoiceTextを使っています。Win32のAPI数行で簡単に音声合成できます。かなり精度が高い。TV東京「モヤモヤさまぁ~ず」のナレーションはこれで作られているらしい。
リップシンクのさせ方に最後まで苦戦したけど、最終的にはメーカーのエンジニアの方々も満足のなかなかいい感じのリップシンクになった。「僕らにももっと出来る事があるんじゃないかと考えさせられた」と言っていただいたことが本当にうれしかった。蓋の開閉スピードがそんなに早くないので、普通にやろうとしてもなかなか喋っている感じにはならないんですね。リップシンクは、対象となる動くモノのスピードが肝。映像だといくらでも自由自在ですが、デバイスだとそうはいかない。なので、音声合成のパラメータを調整して、ちょっと低めの声でゆっくり喋るキャラ設定にしたり、いろいろ工夫を。
リップシンクに、興味ありあり。もっと広げると、メカニカルなモノの動きと音、ということになります。メカニカルなモノを動かすときに、そのスピードと可動範囲はすごく重要なファクターですね。SONYのRollyの耳とか、その動きひとつでキャラクターが決まってしまう。このあたりのことは、次のプロジェクトにも繋がりそう。
写真がないのは諸々大人の事情です。。
フラフラで家に帰るとおでんが!!
むちゃくちゃおいしかった。